こんにちは、KAZUです。
書店や文具店には手帳がズラッと並び、新年が迫って来たと実感できる時期になってきました。
しかし、手帳って買ってみたはいいものの、上手い使い方がわからず、
白紙のページが増えてきたりしてそのうち手帳をつけなくなることとかないですか?
あるいは、
仕事用とプライベート用を分けて使っているけど、2つを行き来するのは面倒で…ってケースがありませんか?
それに対するベストアンサーが、
「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル
に書いてあります。
「バレットジャーナル」って?
ニューヨーク在住のデジタルプロダクトデザイナーであるライダー・キャロルさんによって開発された、ノートによるスケジュール&タスク管理システムです。
バレット(Bullet)とは、箇条書きの先頭につける「・」のことです。
つまり、バレットジャーナルにおいては、メモは基本的に「・」を先頭につけて箇条書きで書き出します。
メモしたタスクが完了したら、「キー」と呼ばれる、そのタスクの状態を表す記号を「・」のところに書き足していきます。
例えば、3つのタスクを作ったとします。
・買い物
・銀行で振込
・会議資料作成
買い物が終了し、ついでに銀行振込も終えたとすれば、
X買い物
X銀行で振込
・会議資料作成
タスク完了の印である「X」印をつけます。
この時点で未完了のものは「・」のままですので、それに取りかかる必要があることが一目瞭然ですね。
もし、未完了のものを翌日に移行したいというときは、
X買い物
X銀行で振込
>会議資料作成
「>」印はタスクを翌日へ移すという印になります。
とてもシンプルです。
バレットジャーナルの作り方。
バレットジャーナルは必要最低限、
1. インデックス(目次)
2. フューチャーログ(半年分の予定を書く)
3. マンスリーログ(月間予定を管理)
4. デイリーログ(1日の予定・タスクを管理)
の4つの構成単位(モジュール)から成り立っています。
実際に著者のMarieさんが作ったノートが掲載されているので、本を手にとってご覧いただければと思います。
Marieさんは、「ロイヒトトゥルム1917」というノートを使っています。
スケジュール手帳ではなく、ノートですので、日付や週、月ごとにページが区切られているわけではありません。
つまり、
1日に書き込むスペースが制限されていない
のです。
Marieさんは、これについて、
この手帳術の最大のメリット
と仰っています。
活用頻度が高いのは、「デイリーログ」になると思いますが、
日付ごとに均等に余白が割り振られている手帳では、何もなければそこが空白になりますし、逆に書きたいことが多いときは与えられた余白では足りなくなります。
結果、手帳の中身がデコボコになるので、有効に使い切れていない気がしてきますよね。
しかし、この手帳術では、
記録することが少ない日であれば、翌日の記録は同じページのその下から書いていけば良いですし、
たくさん書きたいことがあれば好きなだけ書いてもいいわけです。
しかも、
デイリーログは書く内容も限定しません。1冊のノートに、記録しておきたいすべてを放り込めます。
予定とタスク管理だけでなく、学習や読書記録、旅行メモ、書き留めておきたいアイデアなどを書いてもOKです。
あとで参照したい内容については、インデックスを作成すれば便利なメモになります。
パンフレットの切り抜き、ステッカー、お店の名刺などを貼りたい場合も、スペースを気にせず貼ることができます。
ボクはこの本を読んで初めて「ロイヒトトゥルム1917」の存在を知りましたが、スケジュール帳ではなく普通の手帳(ノート)を使うことで、
バレットジャーナル本来の良さが滲み出てくると感じました。
ちなみに、モレスキンと比べてロイヒトトゥルム1917の良いところは、
- ロイヒトトゥルム1917にはあらかじめページ番号が振られている
- 裏写りの影響が少ない
とのことです。
目からウロコの未完了のタスクの処理方法。
この本を読んで、「なるほど!」と思ったことがあります。
それは、
「未完了のタスクをどうするか」
というところです。
絶対に明日まで終えなければならない、ということでなければ、
「まぁ、明日でもいいかな」と思って、手帳に書いたとしても先延ばしにしてしまうことってありますよね?
Marieさんは、未完了のタスクが家事系のタスクだった場合について、こう述べています。
後回しにしがちな家事系のタスクは、小さく分解して5分、10分でできる大きさにダウンサイズするのがおすすめです。
12月というと大掃除の時期ですが、漠然と「大掃除」とタスクを設定すると、終わりが見えないし、どこから手をつけていいか悩んでしまいそうです。
そうではなくて、例えば、
- リビングのテレビ周りの掃除
- キッチンのシンク周りの清掃
など、ダウンサイズして細分化すると取り組みやすくなりますね。
また、
チェックリストにタスクを記入するときに、おおよその所要時間を(5分)(10分)などと加えておくのもおすすめです。
所要時間が書いてあれば、それくらいでできるならやっておこうかなという気になりそうですし、
その時間内で終えてしまおうというふうな気持ちになりそうです。
仕事や学習にも応用ができる方法ですね。
自分オリジナルのバレットジャーナルを作ろう!
前述のように、
- 箇条書きで書く
- バレット(印)をつけて予定・タスクを管理する
というのが大きな特徴のバレットジャーナル。
しかし、それだけではありません。
この本では、63ページからMarieさんの活用方法、
113ページからは、作ると便利な「コレクション」アイデア集、
159ページから最後までは、4名の方のバレットジャーナル活用方法が載っています。
家計簿や資産リスト、ハビットトラッカー、やりたいことリスト、旅行記、読書記録など、使い方は様々です。
バレットジャーナルを作成するのに最低限必要なものは手帳(ノート)1冊とペン1本。
レイアウトが決まったスケジュール帳ではなくて普通の手帳(ノート)を使えば、用途はさらに広がります。
ボクはすでに仕事用の手帳を購入し、12月から記録していまっているので、その手帳は完全に仕事用として使っていきます。
あと、「英語手帳」を購入したので、英語学習記録についてはそれに書入れようと考えています。
したがって、それ以外のプライベート用としてバレットジャーナルをつけてみたいと考えています。
自分に合った手帳の使い方を模索する目的でこの本を手に取りました。
あとは、実際にどんどん手帳に書き込んでみて気づくことがあるのかなと思います。
2018年こそは、より良い手帳ライフを!