こんにちは、2012年シーズンから湘南ベルマーレを応援しているKAZUです。
9月30日(日)開催予定のジュビロ磐田との試合が今季2度目となる台風接近の影響で延期となり、
この鳥栖との試合も台風接近で開催が危ぶまれるという、近年稀にみる週末の台風接近に、サッカーファンではなくとも悩まされるところですが、
今回の台風はやや北寄りに逸れたため、鳥栖戦(アウェイ)が開催されました!
今回の試合は両チームにとってターニングポイントとなる試合。
というのも、
試合開始前まで、
湘南ベルマーレ 勝ち点32 15位
サガン鳥栖 勝ち点30 17位
湘南が負ければ逆転されてしまうけど、湘南が勝てば降格圏から大きく離れることができますね。
そんな中、試合は鳥栖がホームの大声援を受けて終始優勢、絶対に勝たねばという思いが強く現れ、何度もゴールを脅かされたものの、GK秋元陽太を中心になんとか守りきり、
62分に中央から途中出場のMF齊藤未月のパスをDF岡本拓也が右サイドで受けて、やや中寄りの空いたスペースに走り込んだDF山根視来がボールを受けて深くに侵入、
その山根の裏を回ってゴール寄りのスペースに岡本が入ってきたところに山根が岡本にパス、
岡本のシュートは相手DFに当たってコースが変わり、日本代表GK権田修一の手が届かないコースに入ってゴール!
最終盤は状況を読みながらプレイができるMF高山薫と、ベテランDF島村毅の投入でシャットアウト!
本当に、本当に、大きな大きな勝ち点3ゲット!!!
参考 MATCH DATA : 第29節 vs 鳥栖湘南ベルマーレ公式サイト
「心を動かされるものがあった」残留争い直接対決を制した湘南指揮官が、選手の奮闘に最大級の賛辞 | サッカーダイジェストWeb https://t.co/UFzeSBr7Uo #bellmare #湘南 #湘南ベルマーレ pic.twitter.com/MN4ZPuRAni
— サッカーダイジェスト (@weeklysd) October 6, 2018
想定内の試合展開。
公式コメントで曺貴裁監督は、
試合の方は、鳥栖さんのこのスタジアムのこういう雰囲気ではこういう状況になることは想定通りでした。長いボールを入れられてそれを拾い、そこからクロスを上げられることは想定していましたし、ただその中で我々がやらなければいけないことは選手はタフに遂行してくれたと思います。もちろん奪った後のボールの動かし方などは彼らの圧力に負けて少しイージーなミスもありましたけれど、得点を取った形は我々が彼らに対して対抗できる唯一の刀だったんじゃないかなと思います。
引用元:湘南ベルマーレ公式サイト
出足の良さ、ボールに対する執着、そしてFW金崎夢生やFW小野裕二を中心としたゴールに向かうプレイなど、様々な点で上回ったのは鳥栖でした。
湘南も必死ですが、それと同等かそれ以上に必死なのは鳥栖も同じ。
よく、「勝ちたい気持ちが相手より劣っているから試合を優位に進められない」と言われることがありますけど、
気持ちの問題ではなく、鳥栖の方が湘南の良さを消して勝ちを手繰り寄せるために早く先制点を挙げて手堅い試合展開に持ち込みたいという狙いがあって、湘南の方が劣勢に立たされました。
しかし、それは想定内。
この「想定内」というのが今までの湘南と違うところです。
2013年、2016年の降格したシーズンでは、相手に主導権を握られると焦ってしまい、さらに失点を重ねるたびに悪循環が生まれてイージーミスが多くなるという悪循環のスパイラルが見られました。
守りきる、ということを良しとしなかったわけではないですが、守るにしてもアグレッシヴにボールを奪って前に行くのが湘南でしたので、それができないストレスとプレッシャーが大きかったのが過去のシーズンです。
しかし、2017シーズンにJ2で苦しんだことから、相手の時間帯をしっかりと耐えて攻撃に備えて点を奪い勝つという戦い方が定着してからは、
今シーズンはこの試合のように劣勢になっても、どことなく頼もしいところもあるし、自信を持って守りきっている印象が強いです。
監督のいう「想定内」には、選手たちの中でもしっかりと共有できているし、集中力を保って、恐れず自信を持って守りきることができる。
非常にチームが頼もしくなったなという感じがしますね。
公式コメントでは、FW山﨑凌吾が、
苦しい展開が続いていた中で心がけていたのは孤立をした状態でもファールをもらったり、時間を作るということです。そこはもう少しやらなければいけなかったなと感じています。もっともっとよくしていけると思います。
引用元:湘南ベルマーレ公式サイト
と言っていますが、
同感です。
山﨑だけじゃなく、サイドの選手がサイドでボールを受けて縦へ運んだり、運べなくてもタッチライン際の攻防でマイボールにする、
ということができるようになると、相手の時間を分断することができるし、攻撃の機会が増えていきます。
これからさらに進化するには、こういった細かい取り組みがカギとなりそうです。
ゴールのために必要なこと。
あれだけゴールに迫っていた鳥栖がスコアレスで終わりました。
しかし、金崎や小野はいつゴールを決めてもおかしくなったですし、途中出場のFW田川亨介にも冷やっとさせられたシーンがありました。
鳥栖のマッシモ・フィッカデンティ監督は、「やり続けるのみ」と話していましたが、その通りだと思います。今回は点を取れなかったけど、相手を脅かす攻撃はできていたと感じます。
一方の湘南は、シュート数5で、決定機はほとんどなかったけど、DF岡本拓也のゴールで1点を取りました。
岡本は公式コメントで、
(ゴールシーンは)あそこは狙っていました。山根(視来)がうまく時間を作ってくれて、山根らしくないパスが来て、シュートはラッキーなところがありましたけど、狙っていた形が出せたのでそこはすごくよかったと思います。
引用元:湘南ベルマーレ公式サイト
「山根らしくないパス」発言はクスッとしてしまうところですが、
それは置いといて、冒頭の、
あそこは狙っていました。
というのが素晴らしいですね。
これでリーグ戦は3ゴール目。
岡本がゴール前に入ってくる姿をよく見かけるようになりました。
シュートを狙うための動きと、実際にシュートを打つこと。
当たり前ですけど、ゴールのためにはこういう一連の流れが必要です。
その流れをたくさん作った鳥栖の方が得点が取れなくて、湘南が1点
取って勝ったというのはある意味サッカーらしいと言えばそれまでですけど、
鳥栖の前線の選手のように貪欲にゴールを目指して、失敗を恐れずチャレンジして欲しいと改めて感じました。
Next Match : vs 北海道コンサドーレ札幌(Home)
リーグ戦も残り6試合。
勝ち点40を残留の目安とするなら、湘南はあと2勝必要です。
一方の札幌は、ACL出場圏争いをしています。
前回対戦はアウェイで良いところがなく、試合を支配されたままアディショナルタイムにFW都倉賢に決められ負けてしまいました。
同じ相手に2度やられたくはないですし、ホームですのでここは是非、
勝ち点3を目指しましょう。
みんなでALIVEしようぜ!!
ルヴァンカップ決勝に向けて大一番へ。
リーグ戦の前に行われるのが、ルヴァンカップ準決勝の柏レイソル戦です。
10月10日(水)にアウェイで、10月14日(日)はホームに戻っての対戦です。
ホーム&アウェイ方式で今季は仙台とC大阪と戦い、初戦で3-0と勝って2戦目を余裕を持って戦うことができました。
今回は今までと違ってアウェイスタートですが、ホームで決勝進出の瞬間を見届けることができるという重要な機会となります!
リーグ戦とは違い、ノックアウト方式でアウェイゴールが関係する場合があるので、初戦の結果次第ではとても手に汗握る戦いになること間違いなしです!
お互いに直前のリーグ戦を勝利で乗り切っているし、気持ちも新たにこの試合に臨めるはずなので激戦必至!
10月14日はShonan BMWスタジアム平塚に行きましょう!
鳥栖戦での勝利。
本当に大きな一勝。立ち上がりから本当苦しい展開でしたがみんなで繋がり身体を張り続け勝ち得た勝ち点3。そして、台風の影響もあるなか遠く鳥栖まで足を運んで応援してくれたサポーターの皆さん、こんなに沢山の人が来てくれて驚きました。本当にありがとう!!次はルヴァン柏戦‼︎— 梅崎 司 (@onima_7) October 8, 2018