こんにちは、2012年シーズンから湘南ベルマーレを応援しているKAZUです。
ミッドウィークの長崎戦を含めて毎試合得点を重ねてきた2019シーズンのスタート、
非常に良い状態で戦う相手は2018シーズンのアジアチャンピオン、鹿島アントラーズ。
曺監督と同じくボクも楽しみにしていました。
前半開始から湘南らしい前からのプレスと縦への展開、奪われても体を張って必死に食い下がっていくエネルギーのある試合展開で、
今年は湘南の良さを思う存分発揮した結果で鹿島に勝てるのではないかと期待して見ていた前半の終わり、
DF岡本拓也がDF安西幸輝の進路を左手で抑えたときに安部が倒れて2枚目のイエローカードが掲示されて退場。
右サイドには前半から前線での動きが際立ったMF武富孝介が入ってメンバーを変えずに後半に臨むも、
58分にMFレオ シルバのクロスに反応して左サイドからオーバーラップしてきたDF安西幸輝がペナルティエリア内でボールを受け、
MF土居聖真の動きにつられて中に絞っていたMF武富孝介がすぐに安西のプレイに対応しようとしてスライディングしたところを安西にかわされ、安西は右足を振り抜いてキレイなゴールを決め、鹿島が先制。
湘南はMF梅崎司、MF鈴木冬一、FW指宿洋史を投入し10人ながらリスク覚悟で攻撃に出るもゴールを割ることはできず、敗戦。
しかし、10人になって先に失点しても下を向くことなく、みんなでカバーしあって最後まで走り続けて勇敢に戦った、戦いきることができた、これまでの成長を感じ収穫もあった試合だと思います。
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苦しい試合展開でノーゴール、敗れるも胸を打った試合。
芝生に足を取られ、パスミスもやや目立ってもったいないシーンが多かったですが、湘南らしいサッカーが堂々と戦った前半。
百戦錬磨の鹿島だから、湘南に攻め込ませておいて空いたスペースをカウンターで突いてくる計算では?
と思い、早く先制したいところでしたが、それが叶わず、数的不利になってしまいました。
アウェイだから最悪勝ち点1狙いで0-0で長い時間推移すれば、とも思ったところに後半の早い時間帯に失点。
強敵鹿島、こちらは10人、しかも先制されたとなると、下を向き、なかなか勇気と迫力を持って反撃することができない、
以前の湘南であればそうだったのではないかと思います。
しかし、この試合はとにかくピッチ上の選手が一人足りない分を補って余るほどの運動量を見せて攻撃を仕掛け、ゴール前まで迫って点を取れそうなところまで持っていくことができていました。
DF杉岡大暉が何度も左サイドから仕掛けていましたがやや苦しそうな姿を見せていて、それでもしっかりとやりきっているところ、齊藤未月やフレイレが気迫を持って体いっぱいにプレイを表現しているところ、胸を打たれました。
そして一番胸を打ったのが、選手が試合後にサポーターが待ち構えるスタンドへ挨拶へ行ったときのサポーターの声援とチャント。
リーグ戦2連敗、公式戦3連敗となりましたが、次に繋がる試合だと思います。
MF鈴木冬一、堂々のJ1リーグ戦デビュー。
長崎総合科学大学附属高校から加入したMF鈴木冬一が71分にMF武富孝介と代わって出場、J1リーグ戦デビューとなりました。
水曜日のルヴァンカップではスタメン出場でしたが、この試合も高卒新人やデビューというのを疑ってしまうほど、湘南のサッカーに合わせつつ個人の特徴を発揮していました。
ボールの持ち方、視野の広さ、パスセンス、全ての技術が高く、これからの湘南攻撃陣のアクセントになりそうです。
おまけに、数的不利になった状況で相手が二人ついてきたときに縦にドリブルをしたシーンがあって、非常に勇猛果敢な選手だと感じました。
高体連ルーキーで一番乗り!! 湘南MF鈴木冬一がJ1デビュー「少しは自信になった」 https://t.co/V0hcK3DymL #gekisaka #jleague pic.twitter.com/L5Pk1WYiqg
— ゲキサカ (@gekisaka) March 9, 2019
「ベースボール・マガジン社WEB」の記事にあるコメントは、18歳ながらここまで考えてプレイしていることに驚きです↓
試合に出してもらったときは、自分がプレーすることへの責任を持ち、チームを勝たせることを課題として取り組んでいきたい。
引用元:ベースボール・マガジン社WEB
【湘南】高卒ルーキー・鈴木冬一がJ1デビュー~「ベルマーレをより強く、より勝てるチームにしたい」 – ベースボール・マガジン社WEB
#Jリーグ #J1 #湘南ベルマーレ #Bellmare #鈴木冬一 #長崎総科大附 #小嶺忠敏
https://t.co/hCR9jfLwvQ— サッカーマガジン (@soccer_m_1966) March 10, 2019
冒頭で「Jデビュー」ではなく「J1デビュー」と書きましたが、鈴木は高校2年生まではC大阪の下部組織でプレイしていて、2017シーズンにトップチーム登録されてJ3のC大阪U-23で3試合出場経験があります。
アンダー世代の日本代表も定期的に選ばれていて、今年入った高卒新人の中でも将来の日本サッカー界を担うべき逸材の一人。
よく言われることではありますが、10代後半といっても世界ではこの年代でビッグクラブの主軸になったり、W杯で活躍したりというのがよくあります。
まずは湘南冬一、そして天下冬一、さらに世界冬一となるべく、「すずきといち」の名前を広げていって欲しいですね。
参考 鈴木冬一 プロフィール湘南ベルマーレ公式サイト「湘南心魂」MF齊藤未月、若大将への道。
MF齊藤未月がMF永木亮太とのボールの競り合いでもつれてやや乗っかられる形になり、齊藤未月が永木に詰め寄るシーンがありました。
MF永木亮太は湘南ベルマーレでプロキャリアをスタートし、2015年まで湘南のキャプテンとしてプレイ。
二人は同じポジションで、齊藤未月は近くから永木の背中を追いかけて、お手本としてプレイしていたことでしょう。
もちろん、そんな過去があっても試合は試合。敵は敵。
岡本拓也にレッドカードが掲示されたときも必死に審判に抗議していましたが、感情を前面に出してプレイする姿がとても感じられました。
これで開幕から3試合連続スタメンフル出場。
もともとボール奪取を中心とした守備力と、湘南スタイルを体現するような攻守両面での縦への動きが特徴でした。
この試合では最終ラインに落ちて以前までMF石川俊輝(現・大宮アルディージャ)がやっていたような役割だったり、落ち着かせたいところは急いでパスを出さずにボールをキープしたりとプレイの幅が広がってきたように感じます。
湘南ベルマーレにレギュラーという概念はなく、練習からの競争でスタメンを勝ち取るわけですが、
湘南で育ち、浦和レッズを経由してシントトロイデンで活躍するMF遠藤航のように、チームの中心として君臨し、いずれはキャプテンマークを巻いて羽ばたいて欲しいですね。
Next Match : J1第4節 vs ベガルタ仙台
ミッドウィークのルヴァンカップ第2節、横浜F・マリノス戦を挟んで、ベガルタ仙台と対戦します。
仙台はルヴァンカップも含めて昨季4度対戦し、ホームでのルヴァンカッププレーオフの試合こそ90分間圧倒して3-0で勝ったものの、
それ以外の試合では仙台のチーム完成度の高さを見せつけられ、力の差を感じさせられました。



今年は仙台の壁を超えたい、そのために、でっかい跳躍が見せられるように、ベルサポみんなでアクセラレーションしていきましょう!