こんにちは、2012年シーズンから湘南ベルマーレを応援しているKAZUです。
元号が変わり、令和初戦となった名古屋戦は追いつかれてのドロー。
続くミッドウイークのルヴァンカップ、長崎戦ではMF鈴木冬一のプロ初ゴールで勝利し、引き続き中身のある、見応えのあるゲームを続けている湘南。
対戦相手は昨季J2リーグ2位で昇格を果たしてきて、ここまでリーグ上位につけている大分トリニータ。
FW高山薫やDF三竿雄斗など元ベルマーレ戦士が在籍しているので楽しみな対戦でもありました。
試合は、
湘南の高い位置からのプレスがはまり、相手陣内でプレイを続けていた湘南、ゴールに迫ってシュートを放つもスコアレスで前半を折り返し、
52分、大分のMF島川俊郎のダイレクト縦パスが湘南DF山根視来とDF坂圭祐の間を抜けて、大分FW藤本憲明の下へ、藤本が坂とのフィジカルコンタクトに勝ち、山根のスライディングもかわし、左足一閃で大分先制。
湘南は計16本のシュートを記録しましたが、1点が遠く敗戦。
とても良い試合をしていただけに悔しい敗戦となりました。
さらにアクセラレーションするための課題。
ボクはこの試合、とても良い試合だと感じました。
他の試合と比べても、それぞれの選手たちがボールを受けたあと、しっかりとキープして前を向いてボールを出す、丁寧にボールをつなぐ、ゴール前に進入する、という点ではよくできていたのではと感じました。
しかし、結果は敗戦。スコアレス。
こういうときに出てくるコメントが、
「前半いいリズムで攻撃していたときに1点取れていれば…」
それはボクも今までの試合のブログ記事で書いてきましたが、
そうはうまくいかないのがサッカーで、
自分たちの流れでサッカーをしているチームが先に失点するということが起こりうるのもサッカーですので、
ビハインドの状況から、同点に追いつく、そして逆転する、その可能性を高める戦い方ができるチームになることが課題かなと思います。
ACLを目指すなら、そうやって勝ち点を稼ぐことが必要になってきます。
曺貴裁監督がコメントで、
ゲームプランとか我々がやろうとしたことは、選手は前向きにトライしてくれたと思います。これがトライしたからOKということではなくて、次にこういう試合をどうモノにしていくかという一つのハードルが我々の所に来たなと思います。
引用元:湘南ベルマーレ公式サイト
今シーズン、ルヴァンカップの試合を含めて負けた試合は8試合。
そのうち先制された試合は6試合で、1試合はその後1点を取り返している(ルヴァンカップ札幌戦)のですが、他5試合は全て得点を奪えず負けています。
このハードルをどう超えるか。ハードルを超えるための手段をどう形作っていけるか。
ハードルを超えるための一つの手段としての交代カード。
もう一つ、曺貴裁監督がコメントで、
サッカーというのは不思議なもので、やっぱり少し全体が隙を一瞬作った所で失点し、そこから少し時間を使われて、結局1点も取れずに終わってしまったということは、僕の力不足だなと思う所もあります。
引用元:湘南ベルマーレ公式サイト
「僕の力不足」というのはたびたび曺貴裁監督が仰っているのですが、
それは、この試合で言えば交代カードによるベンチワークかなと思います。
湘南は71分から、FW指宿洋史、MF中川寛斗、MF古林将太と投入しました。
それぞれ、ターゲットになるストライカー、小回りがきいて相手をかきまわすプレイヤー、精度の高さがウリのサイドアタッカーです。
3人ともリーグ戦やルヴァンカップで出場機会を得ていますが、この試合では大きく流れを変える交代カードとはならなかった印象でした。
スタメン11人の座を掴むのは日頃の練習の内容で勝ち取った選手たちですが、ベンチ入り7名も同様にベンチメンバーを勝ち取っています。
むしろ曺監督はベンチに切り札として誰を置くかというのも重視しています。
ベンチスタート=スタメンの力がないという図式ではありません。
監督が試合の流れを変えることができる(その可能性がある)手段の一つとしての交代カード、誰をどのような意図を持って投入していくか、
そこに日頃の練習と、選手たちの状況判断、そして決定力が、劣勢のゲームをどう跳ね返していくかに繋がっていきます。
ACLを目指すために、是非ともハードルを超えて、さらに一歩進んだ湘南へ、期待しましょう。
Next Match : J1第12節 vs 浦和レッズ
金曜日の19:30、埼玉スタジアム2002で行われるゲームです。
昨年の対戦では、DF山根視来の縦パスに反応したMFミキッチが抜け出してグラウンダーのクロス、MF石川俊輝が丁寧に流し込み先制点を挙げてそのまま逃げ切って勝ったことは記憶に鮮明です。
そう、21年ぶりに浦和に勝ったのです‼︎

昨シーズンはリーグ戦ホーム最終戦でも浦和レッズに勝ったのでシーズンダブルを達成しましたね。

浦和レッズは現在、湘南より勝ち点3つ上の9位です。
得点は8と少なく、4バックにチャレンジしたり3バックに戻したり、いろいろと苦心している様子もあり、さらに次週に大事なACLの試合も控えていることから思い切った若手の起用などの噂もありますが、
FW興梠慎三を中心に一瞬のスキで決めてしまう選手たちが数多くいるので、今回の大分戦と同じにならないように注意する必要があります。
もちろん、アウェイ大観衆の中でのゲームなので、相当難しい試合になるでしょう。
また、湘南は浦和から期限付き移籍中のMF武富孝介を起用することができません。
ここまでMVP級の働きをしている武富がいないのは痛いところですが、それによって出場機会を得る選手たちに頑張ってもらいましょう。
ボクはDAZN観戦ですが、それぞれの応援スタイルで浦和に勝つべくサポーター一丸でアクセラレーションしましょう!