こんにちは、イギリスに興味を持ったきっかけがUKロックとプレミアリーグだったKAZUです。
2019年8月16日にpen 2019年9/1号が店頭に並びました。
特集は「英国の流儀。」です。
雑誌ですのでさっと読める分量ですが、カバーしている内容が豊富で写真も素敵で、近現代の新旧イギリスがよくわかる一冊でオススメしたいので、
カバーされている項目、読んで印象に残ったことを書きます。
目次 [contents]
pen 2019年9月1日号の表紙。
本号のpenは真っ白な背景にイギリスの国旗のデザインを被せたイギリスの地図が表紙になってます。
ブリテン島の西側のアイルランド島の北側の部分にイギリス国旗のデザインがしっかりと被せてあります。
ボクたちが呼ぶところのイギリス、英国、UKの正式名称は、
United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland
です。
グレートブリテン島にあるイングランド、スコットランド、ウェールズ、それにアイルランド島の北側にある北アイルランドの4つを合わせて国家を形成しています。
シンプルかつ美しいスタイルというのが表紙からして英国らしくて好きです。
pen「英国の流儀。」の目次。
素敵な表紙の中に、一際目立つ、「英国の流儀。」の文字。
その後に、特集内でカバーされている項目の箇条書きがあります。列挙してみます↓
- ブレグジット
- 王室
- ポール・スミス
- 吉本英樹
- パブ文化
- アンティーク
- 紅茶
- ガーデニング
- ジェームズ・ボンド
- UKロック
- 反骨精神
- コメディ
- ラグビー
- ジェントルマン・スタイル
イギリスといえば…
という問いで上がってくる話題が多数取り上げられているのと同時に、
ブレグジットやラグビーはまさに現在そして未来のイギリスについての話題です。
その中で印象的だった内容を書きます。
英国の過去と現在が交錯する。
ブレグジットの未来。
ボクが見てきた数少ないブレグジット関係の記事でも、別の視点からポジティヴに語られているのでとても印象に残りました。
ボク自身が見てきた情報の中では、EU残留派の視点からEUを離脱することへのデメリットが並んだ話を記事等で見てきたので、
今回のコリン・ジョイスさんのEU離脱派から見るこれからのイギリスの向かう道としての展望はとても新鮮で、発見がある内容でした。
移民の流入による問題点はどちらの側に立っても言い分はありそうですが、特になるほどと思ったのは、
英国の有権者が「世界に背を向けた」という批判は、国際社会への関与を、EUに加盟しているかどうかという点でしか見ていない。
引用元:pen 2019 9/1号 31ページ
EUを離脱して自分たちだけで生きていくというわけではなくて、EUという枠組みを外れてもイギリス独自のやり方でグローバルな国際社会に参加し貢献していくという考えです。
わずか2ページでとてもわかりやすく論点がまとめられているので、ブレグジットのこと、国際情勢の話題が苦手な方々でもよくわかる内容です。
ロイヤルファミリー。
現在のエリザベス女王から始まるファミリツリーが掲載されているページなので、王室の方々の血縁関係が一目でわかる2ページです。
ここで多くは語られていませんが、ウィリアム王子やヘンリー王子のチャリティ活動は興味深いです。
執筆しているのは、川合亮平さんです。
川合亮平さんが主催するセミナーなどの関連記事はこちら↓



パブ文化。
ロンドンのノッティングヒル・ゲート駅近くにある「ザ・チャーチル・アームズ(The Churchill Arms)というパブが4ページに渡って紹介されてます。
大きく掲載されたパブの外観は色とりどりの花で壁面が装飾されていて素敵で、パブの中はアンティークで飾られていて見た瞬間に行きたいと思いました。
気になったところを引用します↓
1980年から内装は変わっていません。
90年代にロンドンで初めてタイ料理を出したパブ〜(後略)引用元:pen 2019 9/1号 57ページ
イギリス=伝統を守る、という図式はどのカルチャーシーンでも成り立ちますが、決して伝統に固執するわけではなく、
後世に伝えていく良き風習や習わし、流儀をしっかりと守りつつ、新しいものを積極的に取り入れていく精神で満ち溢れていると、このパブの記事でも感じることができます。
イギリスでパブに行ったときは、一般的に想像する英国パブに浸りながらも新しいスタイルのパブに注目してみたいと思います。
俳優、音楽、コメディ。
20代〜30代の俳優が9名紹介されています。
ボクは映画やドラマをしょっちゅう見るわけではないのでこの中で知っているのは、
映画「パディントン」のパディントンの声役のベン・ウィショーと、
映画「ファンタスティック・ビースト」のテセウス役のジョージ・マッケイくらいしかわからないのですが、
これから注目して見てみようと思います。
音楽は自分が全く知らないブリットポップ以前の話、主に70年代のイギリスミュージックシーンの話だったので初めて知ることが多かったです。
コメディはボクの好きなリッキー・ジャベイスが出演・制作している「ジ・オフィス(The Office)」も紹介されています。
音楽もコメディも独特のイギリスらしさが紙面で表現されていて、イギリス好きにはどれも頷ける内容で興味深かったです。
pen「英国の流儀。」のまとめ。
- 2019年8月16日発売
- 特別定価700円(税込)
- ブレグジットから幅広くイギリスカルチャーを網羅
音楽については、90年代以降から最近までのUK音楽シーンはカバーされていないのと、イギリスといえばサッカー、プレミアリーグがありますが、ここは全くカバーされていません。
そもそもプレミアリーグをカバーしようとすれば、読者の期待に応えるためには中身が膨大になりますし、そこらへんは日本のサッカー専門誌に任せるべき分野でもありますね。
それ以外の部分は、イギリス文化がバラエティ豊富に紹介されているので、イギリスに興味がある人、好きな人にはたいへん興味深い内容です。
これからイギリスを見ていくときには、penの本号で知った内容を頭の片隅に置いて英国の流儀を観察してみたいと思います!
お読みいただきありがとうございます!
Thank you for your smile 😀