こんにちは、毎日英語学習をしているKAZUです。
9月6日にENGLISH JOURNAL2019年10月号が発売になりました。
表紙は、NETFLIXの赤とHuluの緑で対称をなすインパクト抜群のシンプルデザインです↓
ざっと目を通した中で、良かったと思ったこと、感じたこと、学んだことを中心にENGLISHJOURNAL 2019年10月号の内容をお伝えします。
目次 [contents]
「EJ特派員」としてアルクさんのウェブサイト、「GOTCHA!」に記事を書きました!
ENGLISH JOURNALを読んで考えたこと、学んだことを「EJ特派員」として書いたものが、
アルクさんのサイト「GOTCHA!」に掲載されることとなりました!
是非、ご覧いただければと思います↓
当ブログ記事では、そこには記載していない部分について書いていきますので引き続きお読みいただければと思います。
「EJ Interview 1」は公開中の話題の映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」からレオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットが登場!
8月に映画館に4回ほど行きましたが、トレイラーとして必ず出てきたのが「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」でした。
レオナルド・ディカプリオさんとブラッド・ピットさんが初共演ということに加えて、
ディカプリオさんが苦しみながらも奮闘する映画俳優役で、ピットさんが彼のスタントマン役という、60年代のハリウッドの映画産業について描いたとても興味深い作品です。
インタビューでディカプリオさんが作品についてこう話しています↓
And this film is an homage to all those that have maybe been sort of forgotten, and I think, an internal struggle for those during that time period that were struggling to be successful but did give their contributions.
訳:そしてこの作品は、おそらく忘れ去られてしまったであろう、そうした人たちへのオマージュであり、あの時代に成功を夢見て苦労し、実際に貢献をした人たちに対する、複雑な胸のうちでもあるのだと思います。
引用元:ENGLISH JOURNAL2019年10月号 066ページ
才能はあるけど機会に恵まれず無名のままだった、あるいは華やかな舞台に出ることはなく下支えをしている俳優や映画製作に関わる人たち、
そういった人たちへのオマージュということで、複雑な胸の内と訳されている“internal struggle”がどのように描かれているのかとても気になりました。
さらに、インタビュアーの質問で、
What resonated with you the most in this film?
訳:この作品のどこに最も共感しましたか?
引用元:ENGLISH JOURNAL2019年10月号 069ページ
ディカプリオさんはこう語っています↓
〜and we all talked about the fact you need to be prepared, but you also need to have that one stroke of luck, that one opportunity that you’re given.
訳:〜みんなでよく話していたのは、ほら、(チャンスが来たときのために)準備をしておく必要はありますが、その一度の幸運に、与えられるその一度のチャンスに恵まれる必要もやはりあるのです。
引用元:ENGLISH JOURNAL2019年10月号 069ページ
そのあとにピットさんも機会に恵まれたと話しています。
才能がある人はたくさんいるけど、機会に恵まれるかどうかがその後の分かれ道となり、自分たちは機会に恵まれたと仰っています。
映画に限らず、どんな業界でも一線で生きていくためには機会に恵まれることが重要な要素であることはとても共感しますが、
ボクがここでハッとしたのは、
ディカプリオさんが言う、
「〜準備をしておく必要はありますが〜」
という部分です。
どんなに機会に恵まれても才能を磨かなければその機会を掴めないでしょうし、才能を磨いてきたからこそ機会に恵まれたと言える部分があるのではないかと感じます。
「努力は報われる」とは限らないですけど、成功した人たちは皆一様に、「努力をし続けてきた」人です。
ボクは英語学習に力を入れていますが、そのときが来たときに人生の転機になるような機会を掴めるように準備をしておきたいと思います。
その過程を楽しみながら。
ちなみに、質問の英文にあった、
”resonate with〜” 「〜に共鳴する、〜に共感する」
という表現をこのようにして使うことを初めて知りました。
今月から「EJ Lecture」はジェンダーについて。
2019年4月号からスタートした「EJ Lecture」は、3ヶ月で1トピックです。
10月号から、シンガポール生まれの社会学者で上智大学客員研究員のソンヤ・デールさんの、
「ジェンダー・イコール」な社会を目指して
です。
動画で実際のレクチャーを見ることができます↓
初回となる今回は、ジェンダーの定義と、社会の中のジェンダーによる影響についてですね。
女性の議員、管理職の割合が他国に比べて低い日本、いまだにはびこる「男性だから○○であるべき」「女性だから…」、セクハラ問題、同性婚をめぐる議論、
様々な形でジェンダーに関する問題を見聞きすることが多いです。
デールさんが、とあるフランスの哲学者の言葉を引用しているのですが、これがスッと腑に落ちました。
〜I ‘d like to introduce a quote by the French philosopher Simone de Beauvoir, and she said that one is not born a woman, but one becomes a woman.
日本語訳:フランスの哲学者、シモーヌ・ド・ボーヴォワールの言葉から引用させてください。彼女はこう言ってます、人間は女性に生まれるのではなく、女性になるのだ、と。
引用元:ENGLISH JOURNAL2019年10月号 142ページ
社会の中で作り上げられ、押し付けられたジェンダーの壁やハードルに阻まれるがために、ジェンダーそのものが問題になってくるわけですが、
その原因についてデールさんはこう語っています↓
So, we can see that society places hurdles and barriers there, but more than that, it’s ourselves.
訳:社会がこうしたハードルや障害物を置いた、と考えることもできますが、それ以上に、問題の原因は私たちにもあります。
引用元:ENGLISH JOURNAL2019年10月号 145ページ
今回のレクチャーの最後の方の言葉なのですが、今やジェンダーにまつわる問題は多くの人々に認識されています。
しかし、個人的にデールさんの言葉を聞いてはっと気付かされたことは、
「問題である、という認識をしているところで止まっている」
ことです。
もちろん、職場や公共の場で目の当たりにする出来事があれば声を挙げます。
しかし、そのような受身的な物事の捉え方ではなくて、生きていく上で異なるジェンダーの方々が人生の機会を広げられるように積極的に動いていく必要があると感じました。
デールさんのレクチャーはやや速く感じますが、はっきりとした話し方でとても聴きやすいです。
ジェンダーに関する話題は、英語で社会について議論するとき、英検1級などの資格試験のスピーチに出てくる話題ですので、レクチャーで学んだ使いたいと思う表現をしっかりと抑えていきたいです。
特集「NETFLIX×Huluフル活用ガイド」を参考に好きな動画で英語学習にブーストをかけよう!
先に紹介したアルクさんのウェブサイトに書かせていただいた記事に、
南谷三世さんの特集記事で参考になったことを書きました。
まだの方は是非、ご覧ください↓
南谷さんの提唱する、動画コンテンツを利用した「3-STEP」の学習法の中で最初のSTEPにあった、
英語音声・字幕なし
という方法で実際に試してみました。
最初は、ボクが大好きなイギリス人俳優・コメディアン・脚本家・映画監督のリッキー・ジャベイスの「ジ・オフィス」と「現地にいない特派員」を上記の設定で視聴しましたが、
これらは過去に見たことがある(ジ・オフィスはずいぶん昔に繰り返し見ていた)ため、実際に英語が聞き取れないところは多数あるのですがある程度は話の内容を覚えているために参考にならないので、
今まで見たことも聞いたこともないドラマで少しトライしてみました。
今回の特集でも紹介されている、NETFLIXの「ストレンジャー・シングズ 未知の世界」です。
YouTubeで8分ほど冒頭の部分を視聴できます↓
シーンの切れ目ごとに、音声と字幕を変化させていわゆる聞けていたかどうかの答え合わせをします。
言葉一つ一つはわからないことが散見されたのですが(特に最初の子供たちの会話)、話の流れは掴めていたかなという実感がありました。
英語音声&英語字幕で答え合わせをしたときに、しっかりとメモをしたり自分でも音読あるいはシャドーイングをしたりして楽しみながら映画やドラマで英語学習をしたいと思います。
出会いが新たな世界を作る。出会いがある、ロマンがある、それがEJという雑誌。
最後に、EJ10月号の中身とは関係ないですが、本誌を読んで改めて実感したことがあります。
それは、ズバリ、
自分が足を踏み入れてみることで思いがけず世界が広がる
ことです。
どういうことか説明します。
昨年12月号より定期購読をしていて、その前まではEJを買わない月がありました。
買うか買わないかの判断は、書店で表紙を見かけたときの印象でそのままレジに持って行ったり、その時の心の余裕だったり(買って取り組めるかどうか)、
あと一番大きいのは、
目次を開いて自分の読みたいコンテンツがあるのかどうか
です。
定期購読でなかったら、10月号を手に取らなかったかもしれません。
でも、定期購読だから、しかもデジタル版ではなく紙媒体だから、手元にあればさっと開くことができます。じっくりと眺めることができます。
実際に、10月号でざっと特集記事を読んだあと、ボクはアンソニー・ホロヴィッツさんのインタビューに取りかかりました。
理由は単純で、イギリス人の方だったからです。名前は聞いたことあっても、ホロヴィッツさんのことをよくは知りませんでした。
I know of him.
って感じでした。
しかし、幸いなことに、インタビューで使われた英語表現の内容が興味深く、ホロヴィッツさんの本もとても気になったので、ホロヴィッツさんのミステリー小説を買いました。
本屋大賞の翻訳小説部門で1位に輝いたという「カササギ殺人事件」は今、上巻が読み終わり、下巻に入るところです。
イギリスが舞台なので、頭の中でその舞台と個性豊かな人物描写に想像を掻き立てられ、ワクワクしながら読んでいます。
最初から洋書で読むとあまりにも時間がかかるので、まずは日本語で読んである程度内容を知った上で洋書へ移ろうと考えています。
もしも10月号を手に取らなかったら、ホロヴィッツさんのことは知らないままで、彼の小説を読むことはなかったと想像できます。
「カササギ殺人事件」を読み終えたら、他のホロヴィッツさんの作品を読みたいなと思ってますし、シャーロック・ホームズ関連の書籍もじっくり読んでみたいですし、
名作と言われる文学作品を読みたいなという意欲がとても湧いています。
そんなふうに、
自分の世界が少し広がり、新たな興味のフィールドができる、英語学習だけでなくそんな後押しをしてくれる、それがボクにとってのENGLISH JOURNALです。
ENGLISH JOURNAL2019年10月号のまとめ。
- 特集「NETFLIX×Huluフル活用ガイド」
- 「EJ Interview 1」はレオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットの映画について
- 「EJ Interview 2」はイギリス人作家のアンソニー・ホロヴィッツ
- 「EJ Lecture」のテーマは「ジェンダー・イコールな社会を目指して」第1回
本記事とアルクのGOTCHA!さんで書かせていただいた記事、たくさんのことを書いたつもりですが、毎月のごとくカバーしきれないほどの豊富なコンテンツです。
その中で、自分の興味あるものを見つけ出し、新しい発見をしながらコツコツと自分なりの英語学習に昇華していくというスタンスで9月の残りを過ごしていきたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました!
Thank you for your smile 😀
引用元:ENGLISH JOURNAL 2019年10月号
参考 ENGLISH JOURNAL アルク公式サイトENGLISH JOURNAL アルク公式サイト
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