こんにちは、毎日英語学習をしているKAZUです。
ジャニーズWESTの中間淳太さん、小瀧望さん、濵田崇裕さんが表紙の『AERA English 2019 Autumn&Winter』が2019年9月30日に発売になりました。
本屋で手にとってみて、「海外ドラマ&映画で英語力はここまで上がる」というところに興味があり買ってみたら、
なんとなんと、英語の達人や著名な方々の英語学習方法があちこちに転がっていて楽しく一気に読んでしまいました!
英語学習のヒントが詰まっている本誌で読んで参考になったところと考えたことなどを紹介します。
目次 [contents]
海外ドラマ&映画のフレーズをメモ、繰り返し音読して英語力アップ!
15ページから始まる巻頭特集には、安河内哲也さん、kazumaさん、三木雄信さん、西巻健太さん、出口武頼さんがそれぞれ、
海外ドラマ・映画がおすすめの理由
について語っています。
「今すぐ使えて、会話がはずむ今日のタメ口英語」や「THE AVENGERSで英語が話せる本」を手がけているkazumaさんは、
気になるフレーズを書き留めて、自分が実際に口にできるように音読練習をするそうです。
また、「海外ドラマで面白いほど英語が話せる超勉強法」の著者、出口武頼さんは現在大学在学中の方でこれまでドラマを3000話以上見られたそうです。
出口さんもkazumaさんと同様に気に入ったフレーズを「マイフレーズブック」というノートに書き込み、繰り返し音読練習をしたとのことです。
24ページには実際に出口さんの「マイフレーズブック」の写真があり、隣のページには書き込みに至るまでの手順も。
出口さんのノート作りでいいなと思うのが、
フレーズと和訳だけでなく、どのドラマの誰のセリフかも書き留める
というところです。
ボクもドラマを見て英語学習をしていますが、フレーズと和訳、フレーズ中の覚えたい語彙のメモをNumbersに書き込んでいるだけでした。
よく見るドラマでは、フレーズを読み上げただけでだいたいどんなシーンだったか思い出すことはできますが、
誰のどんな場面でのセリフか、どんな抑揚で話しているかもメモしておけばより感情移入してセリフの音読ができそうです。
ボクもこれからノートを作ってオリジナルのドラマ・映画フレーズブックを作ってみたいと思います!
また、kazumaさんと出口さんに共通する考えとして、
無理をしない
というところがあります。
kazumaさんは「ノルマを設けない」、出口さんは「1話で1フレーズ身につけば十分」と仰っています。
映画やドラマで英語学習をする方々は、好きで見ているはずです。好きだから没入し、よりたくさんの英語に触れることができるのが利点だと思います。
しかし、書き留めることを意識しすぎたり、何度も巻き戻してはチェックをしているとその楽しみは半減してしまう可能性があります。
その点、バランスを取りながら、最終的には覚えたい、マネしてみたい、気になるフレーズを見つけて音読練習を楽しみながらやっていくパターンを作るのが大事ですね。
シャドーイングで音と文字のひもづけを!
トライオンズ代表取締役社長の三木雄信さんはシャドーイングをオススメしています。
映画やドラマの英語を聴いていると、TOEICや英検のリスニングで高得点でも生の英語が全然聞き取れないという壁にぶつかります。
ボクもその一人で、だからこそ吹き込まれた教材ではなく生の英語が聞き取れるようになるために、生の英語を聞くことを意識しています。
三木さんは「文字と音のひもづけ」という話しをしています。
聞き取れない原因として、音がくっついていたり、音が消えていたりして、知っている単語でも文字と音が一致してしていないことが挙げられると聞いて、なるほどと思いました。
ボクは海外の最初の経験で、朝起きてホストファミリーに会ったとき、
「ディヂュアヴァグゥスリー?」
と言われて、何度か聞き返してました。
‘Did you have a good sleep?’ (よく眠れた?)
と言われたのですが、全て知っている単語で構成されていても、
‘Did you‘が「ディドゥ ユー」ではなくて「ディヂュ」と発音される認識がそのときはまるでなかったので、聞き取れませんでした。
ボクはシャドーイングは英語回路を作ることと、モデル音声をマネることでモデルのような発音・イントネーションを身につけるという意識でやっていましたが、
映画・ドラマで気に入ったフレーズを文字を見て再現するだけではなく、文字と音をしっかりと紐づけて耳を慣らしていく訓練をする必要があると、三木さんの記事を読んで改めて感じました。
オススメシャドーイング教材の「プラダを着た悪魔」をまだ見たことがないので、近いうちにチェックしたいと思います!
カエレバリンク
英語学習の本質を突く早川幸治さんのコトバ。
東京六本木で開かれる、「英語力アップ・トークライブ!」やポッドキャスト「モチベーション・ブースター」などで英語学習に役立つヒントを惜しみなく教えてくれる早川幸治さんが、
「無理しない つらくない TOEIC学習で今度こそ目標スコアへ!」という特集の39ページに登場しています。
TOEIC600点の壁に悩む学習者へのアドバイスですが、それが本当に的を得ていると感じます。
ボクは3年ほどTOEICから離れていますが、それ以後は英検1級を受験しています。
資格試験やその試験内での現在地を測る試験ともなれば、高い点数を目指すのは必然なわけですが、振り返ってみると、
どう点を取るか
に着目しすぎている傾向があります。点を取るために問題をたくさん解き、合っていればそれで満足してしまいがちです。
でも、早川さんはばっさりと、
問題を解くことは学習ではありません。
と言っています。
実力を測る試験だからこそ、点数を取れなければどこを理解していないのかを明確にし、それを理解できるよう努めることが必要です。
TOEIC600点の壁で伸び悩む方々へ、基礎英語力のアップとテスト対策から離れて見ることを勧めている記事ですが、
自分にも当てはまる部分がありました。
ボヘミアン・ラプソディの台本を編集した小冊子付き!
29ページに、映画「ボヘミアン・ラプソディ」の吹き替え翻訳を担当された瀬尾友子さんの翻訳秘話が掲載されています。
どの訳語を当てはめるのか、話者のバックグラウンドや時代背景を考慮して言葉を当てはめていく高等技術に改めて感嘆しますね。
本誌の付録として、「ボヘミアン・ラプソディ」の台本を英語学習用に編集した小冊子が付いています。
チャプター1〜4と19から抜粋し、セリフと日本語訳が載っています。
「ボヘミアン・ラプソディ」を手元に、つい学習してみたくなる冊子です。
不思議の国のアリスの世界へ!
68ページから、「不思議の国のアリス」の原文の抜粋と日本のルイス・キャロル協会会長、安井泉さんの新訳を読むことができます。
「不思議の国のアリス」は1865年にイギリスで出版されました。
作者のルイス・キャロルさんはオックスフォード大学の数学講師で、オックスフォードに「アリスショップ」というお店があります。
現在、11月17日(日)までそごう横浜店で「不思議の国のアリス展」が開催中とのことです。
参考 不思議の国のアリス展そごう横浜展そごう横浜店以外でも開催されます。予定はこちらの公式サイトから↓
参考 不思議の国のアリス展不思議の国のアリス展 公式サイト本誌には、展示会で公開されている挿絵が掲載され、物語がイメージしやすくなっていますし、
「不思議の国のアリス」の誕生秘話や、ルイス・キャロルさんが教鞭を取っていたクライストチャーチ付近の写真、ショップの写真なども掲載されています。
Graded Readerで「不思議の国のアリス」を読んだことがあるのですが、本誌の抜粋されている部分を読んで、声に出して読みたくなるのと同時に、
今度は原書を読みたくなってきました。
イギリス旅行でオックスフォードに行った際には、ショップも改めてチェックしようと思います。
『AERA English 2019 Autumn&Winter』他にも豊富なコンテンツ。
以上に示した内容以外にも、内容が幅広いです。
それでいて、それぞれの記事が完結にまとまっていて、英語学習のヒントがわかりやすく示されていて読みやすいです。
また、書店の英語学習コーナーで発売されたばかりの著書がある方々がたくさん登場しているのも魅力です。
2020年度からセンター試験に代わって導入される「大学入試共通テスト」についてこれまでの流れとその是非がまとめられています。
青谷優子さんの名スピーチ学習法で、青谷さんの朗読法が学べます。
新作映画の翻訳に挑戦!という特集もあれば、
ジャパンタイムズの高橋敏之さん、JCTVの杉田奈津美さんのニュースを素材にした英語学習のコツもあります。
ジャニーズWESTのお三方、仕事に精を出しつつ目標を持って英語学習している姿は、世の忙しい社会人に少しばかり勇気を与えてくれます。
英語学習のヒントを探している方、
映画やドラマで英語学習を考えている方、
今まで取り入れたことのない英語学習を探してみようとしている方にオススメの雑誌です。
学習法を読んだらそのままにするのではなく、その後いかに行動するかがカギです。
まずは、映画・ドラマのオリジナルフレーズブックを作るところから始めたいと思います!
お読みいただき、ありがとうございました!
Thank you for your smile 😀
画像引用元:Amazon.co.jp