「ヘミングウェイで学ぶ英文法」で小説を味わいながら英文法を学ぼう!

こんにちは、大学時代にヘミングウェイを研究している教授のゼミに所属していたKAZUです。

「ヘミングウェイで学ぶ英文法」を出版しているアスク出版社さんのツイッター企画に応募し、2019年7月に当選し、本書をいただきました↓

https://twitter.com/kazu_ctd/status/1151259138514571264

時間がかかってしまいましたがじっくりと読んでみて、

本書のオススメポイントと学習して良かったと思うことについて書きます。

「ヘミングウェイで学ぶ英文法」に興味を持ったきっかけ。

2019年5月30日に発売された本書は、Twitterの英語学習者や指導者の間で話題となっていました。

ちょうど令和になって自分の英語学習を見直していたときに、

英米文学作品を通じて多読をしたい

と思っていたところでした。

イギリス好きなのでイギリスの作家の作品を読もうと思ってましたが、大学時代にヘミングウェイの作品をゼミで読んでいて少なからずとも親しみがあったのと、

英文法と作品解説が充実していて素晴らしい良書という評判があって、購入しようと思っていたところに冒頭で述べたTwitterの企画に応募しました。

https://twitter.com/kazu_ctd/status/1151873575437008899

https://twitter.com/kazu_ctd/status/1151875187945508864

ヘミングウェイについて。

アーネスト・ヘミングウェイはアメリカ出身の作家です。

以下、ウィキペディアから引用します↓

ヘミングウェイについて
アーネスト・ミラー・ヘミングウェイ(Ernest Miller Hemingway、1899年7月21日 – 1961年7月2日)は、アメリカ合衆国出身の小説家・詩人。ヘミングウェイによって創作された独特で、シンプルな文体は、冒険的な生活や一般的なイメージとともに、20世紀の文学界と人々のライフスタイルに多大な影響を与えた。ヘミングウェイは、ほとんどの作品を1920年代中期から1950年代中期に書き上げて、1954年にノーベル文学賞を受賞するに至った。彼は、6つの短編集を含めて7冊の小説と2冊のノンフィクション小説を出版した。死後、3冊の小説、4つの短編集、3冊のノンフィクション小説が発表された。これらは、アメリカ文学の古典として考えられている。
引用元:ウィキペディア

ボクが大学時代にゼミで読んだのは、「The Sun Also Rises(日はまた昇る)」です。

他に短編も読んだような気がしますが、本当に覚えていません(もったいないですね…)

「A Farewell to Arms(武器よさらば)」や「The Old Man and the Sea(老人と海)」を読んだことがある方は多いのではないでしょうか。

「ヘミングウェイで学ぶ英文法」のオススメポイント!

たくさんの短編集がある中で、本書は以下の短編6作品を収録しています↓

  • Chapter 1 Cat in the Rain
  • Chapter 2 A Day’s Wait
  • Chapter 3 The Sea Change
  • Chapter 4 Hills Like White Elephants
  • Chapter 5 A simple Enquiry
  • Chapter 6 The Light of the World

詳しい目次の内容についてはアスク出版さんの公式サイトからどうぞ↓

参考 ヘミングウェイで学ぶ英文法アスク出版

それぞれのChapter(章)ごとに、

  • 小説の導入
  • 小説の和訳
  • 小説の英文と「ここを気をつけて読もう」
  • 「ここを気をつけて読もう」の解説
  • ワンポイント文法講義
  • 作品の解説

というふうに展開しています。

以下、本書のオススメポイントを3つ紹介します。

和訳先渡し方式で安心して読解できる!

使われている語を全体的に見ると、中学校で習う語が多く、会話でのやりとりが多くてテンポがある感じなので一見すると読みやすそうですが、ときどき見慣れない単語が出てきますし、何を指している表現なのかわからないときもあります。

読んでみて意味がわからないと文学作品を味わうことはできませんね。辞書を引いてばかりですと、辞書を引く作業が中心になり、楽しく読み進めることもできません。

本書は、短編の導入ページのあとに原文が続くのではなくて、原文の和訳が続いています。

原文を見ずに和訳を読んで内容を頭に入れてから原文を読むことができますし、原文を読んでどうしてもわからないところを和訳に戻って確認するという使い方ができます。

ボクは和訳を見ずに原文をそのまま読解してみましたが、わからないときは和訳を参考にするようにしたのでストレスなく読むことができました。

読解が苦手な方や洋書に慣れていない方にとって、和訳をいつでも参照できるのでとても役に立つと思います。

物語を読み解くカギとなる英文法の解説が充実!

訳読がゴールではなく、原文で使われている語彙や英文法の繊細な表現から作品の世界を奥深く感じられるようになることがゴールだと思うので、原文の右隣のページに書かれている「ここを気をつけて読もう」と、

原文を読み終えたあとの「ここを気をつけて読もうの解説」と「ワンポイント英文法講義」が本書の一番の読みどころだと感じます。

https://twitter.com/kazu_ctd/status/1151872739654791169

英文法の解説が中心ですが、ヘミングウェイの英文法の使い回しと語彙の選択から物語の展開や登場人物の心情などを考察していて、改めて英文法をしっかりと習得することの大切さを知るのと同時に、

英文法をしっかりと捉えながら読むことによって小説を読む楽しさが広がることが実感できます。

例えば、Chapter 1の「Cat in the Rain」のワンポイント英文法講義に付帯状況の分詞構文の解説があり、

部屋に戻ってきた妻に対して夫が何かをしながら話しかけているので、夫の発話の後に分詞構文が続いているのですが、

今までの自分であれば、読んで内容(意味)を頭に入れて終わりです。文字通りの意味が頭に入ってくればそれでおしまいです。

でも、なぜここで付帯状況の分詞構文が連続して使われているのか?

それを読み解くと、夫は妻にある状況を尋ねているものの、何かをしながら尋ねていて、妻に心から向き合っている感じがしません。

そこから、この物語の夫婦関係について仮説を立てて読んだり、他の情報と結びつけて読んだりすることで作品の世界を奥深く味わえるのだということがわかりました。

物語の世界に深く浸るための作品解説が興味深い!

短編には夫婦から男女、親子などの登場人物が出てくるのですが、文脈からはわからない世界観があります。

今から70年〜100年前にたくさんの作品を残してきたヘミングウェイですので、ヘミングウェイの作品の研究や彼の文体の研究がたくさんあります。

そこで、本書の作品解説を担当している河田英介先生の作品解説を最後に読むと、本書の短編の一部を読んだだけではわからない作品の世界観とヘミングウェイの文体から見る物語の奥深さがグッと広がっていきます。

「ヘミングウェイで学ぶ英文法」の著者について。

本書は、杏林大学外国語学部准教授で専門は英文学及び文体論の倉林秀男先生と、

国士舘大学政治経済学部講師で専門はアメリカ文学・文化、批評理論、芸術哲学の河田英介先生の共著です。

各章の文法解説やワンポイント文法講義は倉林先生が担当し、各章の作品解説や文学理論をもとにした考察は河田先生が担当されています。

続編となる「ヘミングウェイで学ぶ英文法2」発売!

2019年12月10日(火)に「ヘミングウェイで学ぶ英文法2」が発売となります。

https://twitter.com/KinoShinjuku/status/1202839194084593664

参考 ヘミングウェイで学ぶ英文法2アスク出版

「ヘミングウェイで学ぶ英文法」のまとめ。

  • アメリカの小説家ヘミングウェイの短編6作品を掲載
  • 専門家による和訳、文法解説、作品解説が充実
  • 価格は1900円+税
  • ヘミングウェイで学ぶ英文法2が出版される

https://twitter.com/kazu_ctd/status/1151877484419272704

ヘミングウェイの作品をもっと読みたいと思うようになったのはもちろんのこと、英米文学作品にもっと触れてみたいと強く思うようになりました。

「ヘミングウェイで学ぶ英文法2」も手にしてみたいと思います。


お読みいただき、ありがとうございました!

Thank you for your smile 😀


画像引用元:Amazon.co.jp

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