こんにちは、毎日英語学習をしているKAZUです。
2020年3月6日に「ENGLISH JOURNAL2020年4月号」が発売になりました。
イギリス出身の俳優、エディ・レッドメインが目印の表紙ですが、よーく見ると「ENGLISH JOURNAL」の文字デザインが変わってます↓
当記事では、ENGLISH JOURNAL2020年4月号(以下、EJ4月号)の読みどころとオススメポイントをお伝えします。
目次 [contents]
リニューアル特大号で生まれ変わったEJ。
表紙の「ENGLISH JOURNAL」の文字デザインが変化しただけでなく、ページを開くと洗練されたレイアウトの誌面構成になってます。
3月号までは色使いがカラフルでしたが、リニューアルされた4月号は落ち着いたカラーリングになっています。
また、3月号までは見出しや小見出しの文字がとても大きく見やすかったのですが、4月号ではそれらがやや小さくなっていて、それがガチャガチャし過ぎず、配置に余裕が生まれていて、全体的な統一感もあって落ち着いた雰囲気に感じられます。
言葉で表すのは難しいので、是非リニューアルされた4月号を手に取ってそれまでのEJと比べて見てくださいね。
また、大きく変わったところは、この4月号から音声CDが付属せず、ダウンロードのみの音声提供になったことです。
音声や映像メディアがダウンロード全盛の時代になり、EJは数年前から「ALCO」というスマートフォン専用アプリで音声をダウンロードできるようになりましたし、PCからでもダウンロードが可能となっています。
EJのコンテンツとしては、
- Interview / speech ×2
- Tea Time Talk
- Quick Chat
- World News
- Lecture
- Mystery Speakers
- 特集
- 特別企画
- Remarkable Japan
- EJ Culture
と変わらず、新たな誌面デザインで豊富な話題を提供しています。
リニューアルされたコンテンツとしては、
- Let’s Talk About You
- 世界の英語
- 今月のEJ単語帳
です。「Let’s Talk About You」は内容そのものは変わっていませんが、コーナーを担当する方がイギリス人アーティストのマーカス・オークレーさんに代わっています。イラストもオークレーさんが書いています。
このリニューアル特大号から新しく始まった連載が一つだけあります。
- LONDON STORIES
です。
イギリスの首都ロンドンに10年以上暮らしていらっしゃる宮田華子さんのエッセイ(日本語)です。初回は紅茶についてのエッセイで、イギリスで短期留学したことがあるので、当時のことを思い出しながら楽しく読めました。
イギリスのことについて知りたい方々にとってお勧めのエッセイです。
2020年4月号よりENGLISH JOURNALがリニューアル!
エンタメ、世界のカルチャー、国際政治、リベラルアーツ、World Englishesなど、さまざまなトピックで英語を学びながら、皆さんの知識をアップデートする情報誌として生まれ変わりました。https://t.co/pPZ3Aj3ciR #alc_ej #ej読んだ— ENGLISH JOURNAL編集部 (@alc_ej) March 6, 2020
特集「新時代の英語学習AtoZ」で英語学習のヒントが得られる!
今や英語学習の教材となるべきものは書籍だけでなくインターネット上で手軽に入手できるものもあります。
どんな教材を手にしても、英語学習を継続している身としては、
「このままのやり方でいいのだろうか」
「もっと英語力を向上させるやり方はないだろうか」
「身に付けたい英語力の向上に繋がっているだろうか」
と、日々自問自答しながら学習しています。
そんな中、英語の達人と言われるような方々や、志を同じくする学習者の学習方法やマインドセットはとても参考になります。
そこでヒントが得られそうなのが、特集「新時代の英語学習AtoZ」です。
AからZまでをなぞらえた25個のトピックはバラエティに富んでいて、
ディクテーション&シャドーイングの効果と方法、SNS学習法、英語ニュースを聞くメリット、英語学習における「記録」の大切さなどなどこれからの英語学習で意識しておきたいポイントが詰まっていてました。
特集の担当者は以下の方々です↓
- 愛場吉子さん
- 川合亮平さん
- 柴原智幸さん
- 関正生さん
- 桑原雅弘さん
- Kan Andrew Hashimotoさん
心に残ったのが、川合亮平さんの「Entertainment 英語学習の動機付けに欠かせないエンタメ」と、愛場吉子さんの「Recording 自分を知る」です。
このコーナーを読んでいて、いや、EJ4月号を読んでいて一番のサプライズがこのコーナーの「M」の欄でした。「M」は「Magazine」なのですが、タイトルが、
「『CNN EE』と『EJ』をどうぞよろしく」
なんです!!
数ある英語学習誌の中で、同じ発売日に書店に肩を寄せ合うようにして並ぶ雑誌なのですが、この記事はそんな両誌が大切にしていること・目指しているものが書かれてあり、ますます惚れてまうやろーという感じです、コレ。
https://twitter.com/kazu_ctd/status/1237363784110338049
ライバル誌のことも書いちゃうなんて凄い!
映画「スキャンダル」から、シャーリーズ・セロンとニコール・キッドマンのインタビュー。
2月21日に公開された映画「スキャンダル」は、2016年にアメリカの放送局「FOXニュース」の女性キャスター、グレッチェン・カールソンがセクハラ問題で同社CEOのロジャー・エイルズを訴えた事件に基づいた作品です。
ボクは公開してすぐに映画館で鑑賞しました。
ニコール・キッドマンさんがグレッチェン・カールソン役で、シャーリーズ・セロンさんが売れっ子キャスターのメーガン・ケリー役、そしてインタビューには登場しませんが、マーゴット・ロビーさんが新人のケイラ・ポスピシル役です。
インタビューの中でシャーリーズ・セロンさんが、
I think, for the first time, we are having a real discussion about what predators look like and there’s a real conversation about the seduction of predators.
おそらく初めてだと思いますが、本作ではセクハラ加害者がどんな姿をしているのかという突っ込んだ問題提起をしていて、加害者の誘い方について本格的な議論が交わされています。
引用元:ENGLISH JOURNAL 2020年4月号 067ページ
と言っていて、まさにそこがこの映画のポイントだと感じました。
加害者に対して3人ともセクハラの被害者なわけですが、加害者とのそれまでの関係性と被害者の状況によって全く異なるそれぞれの心理描写が見事に描き出されていて、絶対悪のセクハラに対してどう立ち向かうかというのは一筋縄でいかない部分もあるのだなと改めて感じました。
映画を見て息を飲んだシーンは、マーゴット・ロビーさん演じるケイラが実際にセクハラ被害にあったところでした。
https://twitter.com/kazu_ctd/status/1231951558805295105
観賞後に、映画に関するインタビューを聞くと味わいが深まりますね。
以下の動画は、前半にケイラ役のマーゴット・ロビーさんのインタビューがあります↓
[
なお、映画タイトルの「スキャンダル」は邦題で、原題は「Scandal」ではありません。原題とその意味は「Key Words 理解のためのキーワード」のところに載っているのですが初めて知りました。
映像作品化されたらまた見たいと思います!
映画「イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり」から、エディ・レッドメインとフェリシティ・ジョーンズのインタビュー。
続いて、Interviewの2つめは、映画「イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり」です。
残念ながら、公開されている映画館が近くになかったので映画館で鑑賞することはできませんでした。
お二方ともイギリス出身の俳優で、映画「彼女と博士のセオリー」で共演されています。エディ・レッドメインさんは「ファンタスティック・ビースト」シリーズでもおなじみですね。
ということで、イギリス好きのボクには待望の、イギリス俳優によるイギリス英語インタビュー!
という思いでワクワクしながらリスニングしたのですが、さすが過去にダブル主演をされた間柄のふたりだけあって非常に息のあった会話のやりとりで、けっこう早いです。
熱気球に関する実話に基づいた作品で、ほのぼのした作品かと思いきや、フェリシティ・ジョーンズさんがインタビューの中で、
And then, by the end, it’s a kind of death-defying action film. So it definitely defies the convention of the costume drama.
そして(映画が)終わる頃には、死をも恐れぬアクション映画のようになっています。間違いなく、歴史物のしきたりを無視しています。
引用元:引用元:ENGLISH JOURNAL 2020年4月号 082ページ
確かに、映画の予告を見ると後半は熱気球が天候にあおられてアクションさながらのシーンになってますね。ちなみに、時代劇、歴史劇のことを「costume drama」と表現します。
そしてインタビュー中に犬の話しが出てくるのですが、犬がどのように映画に絡んでくるのか気になりました。映像作品がリリースされたらすぐにチェックしたいと思います!
花粉症の名前の由来から原因、症状など英語で学ぶレクチャー。
3月になっていよいよ本格的な花粉症の季節となってきました。
日常の会話でも必ず出てくる花粉症の話し。
花粉症が英語で「hay fever」というのを知っている方々は多いと思いますが、今回のLectureでは、
花粉症の歴史からアレルギーが起こるまでのメカニズム、治療法や注意点などの説明を聞くことができます。
#ENGLISHJOURNAL 4月号のフー・ユィーングさんによるLectureは以下のアルクさんのYouTubeチャンネルから聞くことができます。
花粉症がhay feverという名がついた由来、原因と症状についての英語での言い回しがわかるのでとても勉強になりますね😉#alc_ej #ej読んだhttps://t.co/4ShjBlZ6qn
— KAZU / えいご のーと🇬🇧 (@kazu_ctd) March 10, 2020
鼻炎という英単語は「rhinitis」ですが、何度も聞いて声に出してみるとスッと覚えることができます。
たくさん聞いて音読して登場する英語表現を覚えるのと同時に、要約して英語で花粉症について説明ができるようにすれば英会話のネタが増えて一石二鳥ですね。
新しいウェブメディア「ENGLISH JOURNAL ONLINE」でEJに関する記事を執筆中。
2019年10月号のEJから、「EJ特派員」として株式会社アルクさんのウェブマガジン「GOTCHA!」にて記事を掲載させていただいてます。
その「GOTCHA!」もEJと同様に新しく「ENGLISH JOURNAL ONLINE」として生まれ変わりました。
★本日、アルクのWebマガジン「GOTCHA!」は「ENGLISH JOURNAL ONLINE」(EJO)に生まれ変わりました!★
「PREMIUM」エリアが新登場!パワーアップしたスペシャル記事をお届けします。2週間の無料体験ができます!
▼詳細はこちら▼https://t.co/Z5IgnpJotX— ENGLISH JOURNAL編集部 (@alc_ej) March 4, 2020
EJ4月号について書いた記事はこちらです。
今月号の両豪華インタビューが難しくてなかなか聞き取れなかったので、リスニングする際の取り組みの工夫をまとめました↓
ENGLISH JOURNAL2020年4月号のまとめ。
- 特集:EJ式英語学習法AtoZ
- 特別企画:心温まる「ピーナッツ」の言葉
- Interview 1:シャーリーズ・セロン&ニコール・キッドマン
- Interview 2:エディ・ジョーンズ&フェリシティ・ジョーンズ
- Lecture:英語で学ぶ身近な医学 第1回
ここまで触れてこなかったのですが、Tea Time TalkとQuick Chatではそれぞれ馴染みが深いテーマです。
前者は友情について、後者は部屋の模様替えについてです。こんまりメソッドの話しも登場します。
英語学習方法については、自分に合ったやり方を模索しながら、自分の獲得したい英語力にたどり着くための方法を日々考えています。
その中で、毎月EJを手に取り、この内容豊富で楽しめるマテリアルをどう活用し、英語力向上に繋げていくか、考えていく1年にしたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました!
Thank you for your smile 😀
参考 ENGLISH JOURNAL アルク公式サイトENGLISH JOURNAL アルク公式サイト