こんにちは、イギリスが大好きなKAZUです。
Netflixオリジナルドラマの「After Life」にハマっています。

イギリス出身のリッキー・ジャベイスが主演・製作をしているNetflix独占配信のドラマで、イギリス好きでイギリス英語を習得したいボクにとって内容も面白くタメになる表現も出てくるので何度も見ているドラマです。
今回は、2019年3月8日から配信の「After Life(Season 1)」のエピソード1に出てくる英語表現を、ボクにとって役に立つ表現・覚えたい表現という観点からいくつかご紹介します。
英語はイギリス英語表記のものがあります。
目次 [contents]
『After Life』シーズン1エピソード1の英語表現。
エピソード1の冒頭で、新人記者となるサンディが出社初日を迎え、上司のマットと話すシーンがあります。
マットは、職場の様子と主要メンバーについて触れ、トニーと自身との関係、つまり、マットの姉リサはトニーの妻で、ガンで亡くなり、トニーは我を失い自殺を図ろうとしたことを伝えます。そのトニーがサンディの下で働くことも説明します。そのシーンから。
Lot’s of features. The sky’s the limit.
特集記事は多い(マット)
マットがサンディに、「君は何がやりたい?」と尋ねてサンディが「特集記事を」と答えた際のマットの発話です。
”The sky’s the limit.”
という表現、そのまま訳すと、「空が限界だ」となりますが、
空というのは手を伸ばしても届かないはるか上空の広くて掴むことができない無限のものというところから、
「限界はない」「可能性は無限大」「何だってできる」というような意味になります。ボクの好きな表現の一つです。
さらに、マットはトニーのことに触れます。
I mean, you will be working closely with him.
(トニー)と一緒に仕事をしてもらう(マット)
「will be working」の部分は、未来進行形になっています。
「〜することになる」という未来の成り行き(予定)を表すときに未来進行形を表します。
サンディは彼(トニー)と一緒に仕事をする意志があるわけではなく、特集記事を担当するのでトニーと仕事をすることになるので”will do”ではなく”will be doing”が使われています。
続いて、トニーがタンベリー・ガゼットに出社するシーンから。
Why do you let him get away with this?
放っとくの?(キャス)
広報を担当する女性社員のキャスが「遅刻よ」とトニーに言ったところからトニーの嫌味が始まり、キャスが怒ってマットに言ったセリフです。
「自由に〜させる」という意味の使役動詞の”let”、その後に、”get away with”「〜好き勝手にする、持ち逃げする」という意味の句動詞があります。
学校で習う表現の組み合わせです。「これ、放っておいていいの?」と言いたいときにさらっと言えるようになりたいですね。
そして、マットが「どうした?」と言って間に入ると、
Er, we’re putting out a free local newspaper that no one cares about.
読者のいない地方紙を作りに来た(トニー)
句動詞の”put out”は「(売り物などを)〜生産する」「出版する」と言う意味があります。
無料の地方新聞を売っていると言いながら、関係代名詞’that’を使って、”no one cares about”「誰も気にしていない」、つまり「誰も読まない」とシリアスな表情でトニーが伝えています。
ちょっとクスッと笑ってしまうところなんですが、このように関係代名詞を使って表現の幅を広げていけたらいいですよね。
その後、マットのデスクで話し合いになり、話が落ち着いたところでオフィスでマットが新人のサンディを紹介します。
Tony, she’s gonna be working under you. If you could show her the ropes, tell her what’s what.
トニー、君の部下になるから諸々教えてあげて(マット)
“show somebody the ropes”は直訳は「人になわを見せる」というふうになりますが、これは「人にやり方を教える」という意味のイディオムです。面白い表現ですね。
最後の”what’s what”は”what is what”ですから、「何が何である」つまりは、「重要なこと、ことの全て」などの意味があるそうです。
さて、シーンは変わってトニーとマットとレニーの3人が昼間のパブで仕事について話し合うシーンです。
Why don’t you throw yourself into your work?
仕事に打ち込め(マット)
句動詞の”throw oneself into〜”は「〜に打ち込む」という意味です。”throw”が「〜を投げる」で自分自身を投げるわけですから、元々の意味から推測が容易な句動詞ですね。
さて、みなさんは職場でこの言葉を使うときがありそうですか?心当たりがある方は、その方の顔を思い浮かべて声に出して言ってみましょう(笑)
そして、仕事の具体的な話から取材をしに行くことになります。そこでトニーが自信満々に放った言葉です。
Right, let’s get to the bottom of that.
真相を解明しよう(トニー)
“get to the bottom of〜”で「〜の真相を探り当てる」です。元の単語から「底にたどり着く」という意味が想像できますので、覚えやすいですね。不可解なこと、謎めいたものの正体を突き止めるときに使いましょう。
そして、実際に同じ誕生日カードが5枚も届いたという男性に、トニーとレニーが取材をしているシーンです。
Oh, my Denise would be tickled by this.
デニースが喜んだだろうな(取材を受ける男性)
トニーが新聞記事になると言ったときに、取材を受けている男性が言った言葉です。
「デニース」というのはこの男性の亡くなった妻のことです。亡くなっているのでデニースがこのことをすることは絶対にないため、現在の事実とは反する事柄を述べているので、仮定法過去が使われています。
さらに続けて男性が、
Nothing’s as good if you don’t share it.
共有できなきゃ何事も楽しさは半減だ(取材を受ける男性)
これは覚えたい表現だと思い挙げました。誰かに面白いことを伝えたい、というのが目の前にいる人なのか、新聞なのか、SNSなのか、媒体の違いだけで根本は同じなんでしょうね。
この男性、最後にとても良いことを言います。トニーの顔つきが変わります。これを聞いてトニーが改心するわけではないのですが、気に入った表現ですので選びました。
Still have my downs, but then life throws you these interesting little things, doesn’t it?
辛い日もあるが、生きてるとこういう小さな奇跡が時々起こる(取材を受ける男性)
Got to keep going.
前進しないと(取材を受ける男性)
次回は、エピソード2に出てくる役に立つ表現・覚えたい表現について紹介します。
シーズン2は2020年4月24日配信開始!
エピソード6でハッピーエンドで終わる「After Life」の続編となるシーズン2が4月24日にNetflix独占配信となります。
'Hope Is Everything'
— Ricky Gervais (@rickygervais) April 9, 2020
Here's the poster for #AfterLife2 pic.twitter.com/Xs6bweSQt3
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引用元:Netflix公式サイト
