こんにちは、毎日英語学習をしているKAZUです。
2020年4月6日にENGLISH JOURNAL2020年5月号が発売になりました。
表紙は、水色の空の下、田舎道をハンバーガーが駆けているイラストがとても印象的です↓
当記事では、ENGLISH JOURNAL2020年5月号(以下、EJ5月号)の読みどころとオススメポイントをお伝えします。
目次 [contents]
特集「多義語の真実」で単語のイメージを作ろう!
本特集では、多義語(polysemous word)について、”bar”と”ear”という単語のその語源からの意味の広がりについて紹介してます。
“bar”はもともと「棒状の物」を意味していましたが、その「棒状の物」で領域を区切る「柵」を作ったことから「柵」という意味が生まれ、客と店主の領域を分ける「カウンター、バー」の意味になっていったそうです。
個人的に“bar”は「長細いもの」というイメージで使われているのだろうと思いましたが、語源とその歴史を紐解くとそのイメージがしっかりと定着する感じで興味深く読むことができました。
特集の最後には、「重要多義語50」として例文と合わせて頻出の単語の多義語が掲載されています。
なお、表紙のイラストのハンバーガーの横に、
The hamburger left without paying.
ハンバーガーが支払わずに立ち去った
ってどういこうこと?
と書かれています。ボクはこの表現を全く知りませんでした。
このことについても、本特集に記載されています。
逃げるハンバーガーが気になる方は是非読んでみてくださいね。
映画「エジソンズ・ゲーム」主演のベネディクト・カンバーバッチのインタビュー。
2020年4月3日に日本公開予定だった映画「エジソンズ・ゲーム」から、主演のベネディクト・カンバーバッチさんのインタビューです。
映画の予告はこちら↓
新型コロナウィルスの影響で残念ながら公開は延期(記事執筆時点では未定)となってしまいましたが、映画の予習としてインタビューを聞いてみました。
インタビュアーの最初の質問は、
Benedict, how much did you know about Thomas Edison’s history and his life story before you came to this project?
ベネディクトさん、この作品に参加する以前、トーマス・エジソンさんの経歴と人生の物語についてどれくらいご存知でしたか?
それに対してカンバーバッチさんは、
Very little.
ほとんど知りませんでした。
と答えています。そこから始まり、エジソンに関してリサーチをして彼の人生に共感したこと、俳優が役を演じる上での魅力など、一人の俳優がどんなことを考えて役に魅力を感じ、演じているかがよくわかるインタビューとなっています。
こちらのインタビュー動画も参考にどうぞ↓
特別インタビュー「ストーリー・オブ・マイライフ / 私の若草物語」からシアーシャ・ローナン、エマ・ワトソン、ティモシー・シャラメが登場。
「エジソンズ・ゲーム」と同じく、公開が延期になってしまった映画「ストーリー・オブ・マイライフ / 私の若草物語」から、ニューヨークプレミアでのインタビューが収録されています。
映画の予告はこちら↓
「若草物語」はアメリカの女性作家、ルイザ・メイ・オルコットが出版した作品で、原題は「Little Woman」です。
物語で描かれる性格も生き方も違う四姉妹の生きる道は現代にも通じるものがあるそうです。
インタビュー自体は短いのですが、EJでもおなじみのエマ・ワトソンさん(長女メグ役)の嬉々としたキレのあるインタビューが必聴です。
シアーシャ・ローナンさんは近年たくさんの映画に出演されていて、この物語のメインキャラクター、次女のジョー役を演じています。ローナンさん自身は、アメリカ生まれのアイルランド育ちなんですね。
父はフランス人、母はアメリカ人のティモシー・シャラメさん(隣家のローリー役)が話す英語、流れるように滑らかできれいですね。
原作を読んだことがないのでこの機会に読みたいと思います。
グレタ・カーヴィグ監督と出演者によるシーン解説動画です↓
レクチャー「英語で学ぶ身近な医学」で風邪とインフルエンザを学ぶ。
EJ4月号のレクチャーから、「英語で学ぶ身近な医学」が始まりました。
前回は花粉症についてでした。今回のテーマは風邪とインフルエンザです。
風邪の起源とその原因、その感染経路、インフルエンザ、世界各地のユニークな風邪の治療法などです↓
今回は、知っておきたい表現が満載です。覚えておきたいものを以下にメモしておきます↓
- self-limiting : 自然に治癒する
- complications : 合併症
- asthma attack : ぜんそく発作
- incubation period : 潜伏期間
- blocked nose : 鼻づまり
- running nose : 鼻水(が出る鼻)
- malaise : 不快感、倦怠感
- blood circulation : 血流、血行
解説をしてくださっているフー・ユィーングさんの英語はとても聞きやすく、インタビューと違いレクチャーはコンパクトにまとまっているので、音読を重ねて文章単位で表現を習得できるとよいですね。
ちなみに、潜伏期間で出てきた”incubation”という単語は多義語です。
動詞は”incubate”で、「〜を孵化する、(細菌など)を培養する、(病原菌)を体内に保有する、(未熟児)を保育器で育てる、(計画など)をあたためる・熟考する」などの意味があります。
個別の意味で捉えなくても単語のイメージは一貫しているので、”incubation period”という表現を見たときに「なるほど」と思いました。
「潜伏期間」「倦怠感」あたりは新型コロナウィルス関係でも出てくる表現ですので、しっかりと使えるアクティブな状態に持っていきたいと思います。
「ENGLISH JOURNAL ONLINE」にてEJ特派員として記事を掲載中。
2019年10月号のEJから、「EJ特派員」として株式会社アルクさんのウェブメディア「ENGLISH JOURNAL ONLINE」にて記事を掲載させていただいてます。
EJを使って英語の発信力を高める英語学習法について書きました。合わせてご覧いただければ幸いです。
ENGLISH JOURNAL2020年5月号のまとめ。
- 特集:多義語の真実
- 特別インタビュー:「ストーリー・オブ・マイライフ / 私の若草物語」
- Interview 1:ベネディクト・カンバーバッチ(俳優)
- Interview 2:デビッド・シンクレア(ハーバード大学医学部教授)
- Tea Time Talk:The Challenge of the Grotesque
- Quick Chat:性格をよく知る
- Lecture:英語で学ぶ身近な医学 第2回
EJ5月号は英単語の深みを知る、そして、英語で学んだ知識や考えの深みを知ることができる一冊です。
ここで取り上げなかったデビッド・シンクレア教授のインタビューは、ボクの苦手な医学や細胞の話ですがとてもワクワクする上に、生活習慣について考えさせられるインタビューですし、
Tea Time Talkのグロテスクなものに触れたときの人間の反応についての考察はハッとさせるものがありました。とても深いですね。
ゴールデンウィークに差しかかっても、まだまだ手放せないEJ5月号です。
お読みいただき、ありがとうございました!
Thank you for your smile 😀
参考 ENGLISH JOURNAL アルク公式サイトENGLISH JOURNAL アルク公式サイト