こんにちは、毎日英語学習しているKAZUです。
英語学習において英文の音読やシャドーイング、スピーチの暗唱などをしていると「もっと発音を良くしたい!」と思うようになってきます。
独学で発音の勉強をする際には、市販のテキストを使って発音記号の読み方や口の動きなどを学ぶことができますが、音がしっかりと出せているかどうか判断することはできません。
そこで、客観的に英語発音を測定してくれるテストが今回受験した、一般社団法人国際英語発音協会の「EPT®英語発音テスト」です。
今回は、「EPT®英語発音テスト」の内容と受験した理由、初めて受験した結果についてまとめます。
目次 [contents]
「EPT®英語発音テスト」について
1. 試験の種類と出題内容
「EPT®英語発音テスト」は以下の2種類が用意されています。
- EPT®
- EPT® basic
どちらを受けてもテストの出題内容は同じですが、”basic”は子どもなど初学者向けに易しい英単語や文章を読み上げるという内容になっています。
「EPT®英語発音テスト」では、一般的なスピーキングテストとは違い、与えられた文字や単語、英文を読み上げる形式です。
試験は以下の順番で進んでいきます。
- 受験番号を読み上げる
- 試験当日の年月日を言う
- アルファベットを読み上げる
- 短い会話文を読み上げる
- 初見の英文を音読する
- 課題文を音読する
試験時間は約5分程度です。
公式サイトに出題内容の詳細が書かれてありますので、確認してみてください。
参考 出題内容一般社団法人 国際英語発音協会 公式サイト2. 受験方法
受験方法は3通りあります。
- 会場受験(東京・大阪)
- オンライン受験
- 団体特別受験
会場受験の場合は年3回行われていてどちらかの会場を選びます。オンライン受験の場合は、ウェブサイトから受験できる日時を選択し、Skypeを通じて行います。
3. 受験料
受験料は2通りあります。
- 一般評価 : 4,950円(税込)
- 詳細評価 : 9,900円(税込)
受験後に受け取るスコアと総評が記載された認定証に掲載される情報の違いによるものです。
一般評価は、アルファベットの評価、全ての音素の評価、総評が掲載されます。加えて、詳細評価では、初見文と課題文でどの部分がうまく発音できていなかったのチェックが入ります。
一般評価がアルファベット単体や音素単体で発音できているかできていないかがチェックされるのに対して、詳細評価は実際にどの単語・フレーズがうまく発音できていないかがチェックされるので、後者の方がよりその後の発音学習に繋がると感じます。
なお、EPT® basicを受ける場合は、詳細評価のみで4,950円(税込)となっています。
4. 評価
「EPT®英語発音テスト」は100点満点で測定されます。以下のように点数に応じてレベル分けされています。
- 86-100点 指導者レベル
- 71-85点 ハイレベル
- 56-70点 英語発話学習者平均レベル
- 41-55点 英語学習者平均レベル
- 30-40点 英語学習初心者レベル
- -29点 初心者
「EPT®英語発音テスト」で90点以上取得すると、英語発音指導士®の資格講座を受講することができます。
英語発音指導士®についてはこちら↓
参考 英語発音指導士®について一般社団法人 国際英語発音協会 公式サイト「EPT®英語発音テスト」を受験した理由。
テストの存在を知り、受験するきっかけとなったのは、5月頃にTwitterのタイムライン上にフォローさせていただいている英語学習者や指導者の方々の課題文の音読音源(動画)が上がっていたことでした。
自分もやってみようと思い、Twitter上に2つほど、課題文の音読の音源(動画)をアップしました。以下のnote記事にボクがアップしたTwitter投稿があります↓
参考 7月までに受験する英語試験。note / KAZUのえいご のーと受験しようと思った理由は、これから発音をブラッシュアップするために、今の自分のできているところ・できていないところを客観的な判断から認識し、役立てていきたいと思ったからです。
今までそれなりに発音のことを学び、英語学習をする際に声に出す練習では注意を払って発音してきましたが、人から指摘を受けて改善するという学習方法ではなかったため、客観的にどこが改善点なのかがわかりません。
そのため、まずは自分がどれくらい点数が取れるのか、どこの音が発音をできていないかを客観的な指標から知るために、「EPT®英語発音テスト」を一般評価で受験しました。
「EPT®英語発音テスト」の受験結果。
今回はオンラインでSkypeを通じて受験しました。
約5分というとても短いテストで、提示されるものを読み上げるだけの負荷が低く感じられるテストでしたが、緊張しました。
さて、では試験結果はこちらです↓
初めて受験した結果は、72点でした。
「ハイレベル」の範囲内に入ることが最低限の目標だったのでそれはなんとかクリアできました。
内容を見てみると、赤字がうまく発音できていないところですが、まずアルファベットでは「G」と「R」でした。
「G」ができていなかったのは盲点でした。クリアではなく通じにくいと判断されているので、意識的に発音する必要があります。
音素では、”ə”の伸ばす音に多くチェックが入ってました。しっかりと発音できていないところと感じます。
イギリス発音を意識して語末の”r”は発音をアメリカ発音にならないように意識して普段から学習しているのですが、それがうまくできてなくて曖昧に聞こえるようになっているのかもしれません。
“th”の音が出せていないので、重点的に意識していきたいと思います。
また、総評の一部に、
「もう少しゆっくり読むと良いでしょう。」
とありました。試験中は少し緊張したこともあり、いつもより早口で音読していました。早口になることで発音すべきところを飛ばしてしまったり、語尾が曖昧になってしまったと感じます。
これからの英語発音学習と次回受験について。
この結果を踏まえて、さらなる英語発音改善に取り組んでいきたいと思います。
受験してみて感じたことは、話すスピードをゆっくりにして正確に発音できるところから初めるべきということです。
映画を見て早口なのを真似てみたり、やや早口な音源を聞いてシャドーイングしてなんとなく練習しても個々の発音ができていなければ発音は曖昧なままになってしまいます。
英語のリズムやイントネーションを身につけ、英語を内在化し話せるようになるためにはシャドーイング等を通じて音源を真似ることが大事ですが、発音のことだけを考えると、最初に一つ一つの音の発音をゆっくりなスピードで正確に発音できる状態にすることが大切だと思います。
もう一度、個々の音素から学習し直して、次回の受験に備えたいと思います。
次回は2020年12月か2021年3月までに詳細評価で受験を考えています。ハイレベルの上位へ、そして指導者レベル(86点以上)を目指します!
お読みいただきありがとうございます!
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